塗装の色を選ぶ選択肢の中に、「艶あり」にするか「艶無し」にするか、という二択があります。
外壁塗装においての「艶」は、一般的にはキラキラと光を反射する塗料を「艶あり」、逆に光が全く反射しない塗料を「艶無し・艶消し」と言います。
それぞれのメリット・デメリットを理解して、どういった色合いにしたいかを選んでみましょう。
新築のようにピカピカ!艶あり塗装について
艶あり塗装は、いかにも「新しくした」「綺麗に塗り替えたばかり」といった雰囲気が出てくる塗装です。
ツヤツヤとして、外壁の素材によっては独特の凹凸模様が反射によって強く出てきます。
しっかり乾燥することでより色味が出てきます。
ただ見た目に綺麗なだけではなく、このツヤツヤ・ツルツルの塗装は、コケ・藻を含む汚れが付きにくく、耐久性にも優れています。
塗料はそのツヤの度合いによってタイプが分かれています。
つやあり
7分つや
5分つや(半艶)
3分つや
つや消し(マット仕上げ)
上から順に艶が強く、艶消しとなると完全に艶の無い状態、光沢の無い塗料となります。
ただし、この艶は塗料の耐久目安となる10年間ずっと持続する訳ではありません。
およそ2~3年程で塗料の艶は無くなります。
落ち着いた色合いの高級感!艶無し塗装について
ツヤツヤピカピカの艶ありに対し、落ち着いた雰囲気、高級感のある雰囲気に仕上がるのが艶無し・艶消し塗装です。
艶ありと比べると明らかな「塗り替えた」感はありませんが、マットな仕上がりはナチュラルカラーを思わせます。
外壁素材の凹凸も目立たなくなるので、模様の無い綺麗な1色で塗料が塗られたようにも見えます。
外壁の中には、艶ありのテカテカした色合いよりも、艶無しの落ち着いた仕上がりの方が合う材質もあるのです。
艶消し塗料は強度が下がる?
元々艶の無い「艶無し塗料」とは異なり、「艶消し塗料」は艶あり塗料に艶消し剤を添加して作られているものが多くあります。
昨今では塗料技術も進歩したので一概には言えませんが、そうした別の素材を加えた艶消し塗料では、本来の艶あり塗料と比べて耐久度が低い傾向があります。
しかし、そうした艶消し塗料も、「色合いの多さ」「色合いの調整のしやすさ」では長けています。
艶や汚れの付きにくさや耐久性で選ぶならば「艶あり」、マットな色合いにこだわるなら「艶無し」、特定の艶や色合いにこだわるなら「艶消し」と、自分の好みの塗料を選んでみましょう。
奥崎塗装では様々な塗装・塗料のご相談をお待ちしております。