塗装工事はただ塗料を塗るだけではなく、重要な下準備があります。
それが壁面に施す清掃や補強・修繕といった「下地処理」です。
この下地処理を怠ってしまうと、折角質の高い塗料を使ったとしてもすぐに落ちてしまったり、建物の腐朽が進行してしまったりします。
外壁塗装の仕上がりは、この下地処理をどれだけ丁寧に施したかによって大きく変化するのです。
下地処理は塗装工事の基本!
一言で「下地処理」と言っても、その工程は実際に塗装を施す外壁の状態によって変わってきます。
壁がひび割れていれば下塗り材をすり込みますし、深いひびは溝を掘ってそこを補修材で埋める必要があります。
金属部に錆があれば取り去り、壁の材質によっては古い塗膜を綺麗にしてから、新たな塗料で塗り直す等の工程も加わります。
下地処理を怠ってしまうと?
そんな手間をかけなくていい、ただ上から塗り替えるだけの方が費用がかからない、と思ってしまうかもしれません。
しかし、この下地処理を怠ってしまうと、以下のような問題が発生します。
結局、適切な下地処理をしない事で建物のダメージが増える=再塗装や余計な修繕費用がかかってしまう事になります。
「ヒビ割れの再発生」
元々ひび割れていた所は、塗料で一時的に薄くふさがったとしても、ひびはやがてその塗料の内側から追随して発生します。
「塗料の剥離」
汚れ除去が十分でなかった上から塗装すると、塗料が壁材に密着しないので、通常10年近く耐久するはずの塗料が数年足らずで剥離してしまう可能性があります。
また、きちんと下塗り材が乾き切っていない状態で塗料を塗布しても、塗料の膨れが発生してしまい、壁面の見た目を損ないます。
「錆の再発生」
錆=金属と水と触れ合う事で発生する金属の腐食です。
新たな塗料を塗る前にきちんと綺麗に除去できなかったり、防錆剤の塗布が足らなかったりすると、新たな塗料の下側や上側に再発生してしまいます。
下地処理の重要ポイント!
細々とした丁寧な処理が必要となる下地処理ですが、大きく分けると「ケレン掃除」「高圧洗浄と脱脂作業」「ひび割れ(クラック)処理」、この3点がポイントとなります
きちんとこれらの工程を行っているか、処理が適切であるかによって、新たに施す塗料が長持ちするか、ひいては家の外観が美しく保たれ、建物が傷まないかどうかに繋がります。
もちろん、奥崎塗装では下地処理を丁寧に行います。
小平市で外壁塗装がご入用の際には、是非お気軽にご相談ください。