屋根の色との兼ね合い、好きな色、全体的な雰囲気等、外壁の色を選ぶのは誰しも悩む問題です。
選んだ時点では良い色だと思っていたのに、実際に塗装やリフォームしてみると「あれ、なんか雰囲気が違うな?」と感じてしまう事は、実はよくある事態なのです。
どうしてそういった事が起きてしまうのでしょうか。
そして、理想的な配色を選ぶにはどうしたらいいのでしょうか。
外壁の塗装イメージが色見本で見たのと違う?
一般的に、外壁塗装の色見本は小さな範囲で塗り潰され、敷き詰められた色彩の中から選びます。
しかし、実際に家の壁はそれより何十倍も大きく、広い範囲で塗られています。
これにより「面積効果」という色の錯覚が発生し、小さな面積で見たのと印象が異なってしまうのです。
面積効果では、広い面積に塗られる事で明るい色はより明るく、鮮やかな雰囲気で見えるようになり、暗い色はより暗く、くすんだ雰囲気で見えます。
明るい色を選んだならば、「これより実際には明るく見える」事を念頭に置いて、同系統ですこし明るさを抑えた色にしてみたり、逆に暗い色を選んだならば同系統ですこし明るい色を選んだりしてみましょう。
また、「色見本を太陽光に当てて見てみる」「外壁に当てて見てみる」などすると、視覚的なズレを抑えたイメージが作れます。
配色カラーによって起きがちな問題点
「汚れが見えやすい色だった」
白、黒の2色ははっきりとした色である分、汚れがつくと目立ちやすい色です。
手入れを放置すると汚れがひどくなってしまうので、定期的なメンテナンスが行えない場合は避けましょう。
「ご近所の中で浮いてしまった」
ご近所が白茶ベース、灰色ベースであるならば、こだわりがなければ自宅もその系統の色にする選択肢もあります。
地域によっては「景観ガイドライン」によって使えるカラーが定められている事もあります。
地元に根付いた塗装業者ならば、ご希望に近いカラーをお選びいただけます。
「そもそも選び方が分からない」
カタログで見ていただく方法もありますが、配色の組み合わせそのものはシミュレーションサイト等でもチェックできます。
塗装を済ませれば、塗り替え時期までの10年間はその色が「家の色」になります。
周囲と調和させたいのか、目立たせたいのか、和風にしたいのか、洋風な配色にしたいか等、選択肢は数多くあります。
どのような雰囲気にしたいか、あるいはどういった配色が地域的におすすめか、塗装配色は奥崎塗装でお気軽にご相談ください。